いつもがむしゃらで不器用。あまのじゃくで、ビビリ。
不安な自分を押し殺していい顔して、自分で勝手に創り上げてきた自分を生き続けるのに必死。
誰もが敵に感じて、全く生きている心地がしなくて、結局何がしたいか分からず、とにかくずーーっと自分探し。
これは、私が通ってきた道です。
今回のテーマは「自分を世界にさらけ出す」という壮大に見えるテーマですが、実は超身近なことなんです。
きっと、かなりピンと来る部分がたくさんあると思うので、抽象度を下げながらお話していきます。
どうか「頭」で読まないで。まずは「身体」と「心」で「感覚ベース」でこの記事を読んでいってください。
自分を世界にさらけ出し始めると引き寄せが変わる
引き寄せの法則や潜在意識について上手に活用する方法の本質というのは、掘り下げて掘り下げて言葉で表現すると意外とシンプルなものです。
一言で言うと「自分を世界にさらけ出していく」というものです。
何かを発信するから何かを手に入れる。
その精度を高めるために、引き寄せの法則や潜在意識というツールがある。ただそれだけなんですね。
これらのツールは、案外シンプルなもので、結局は、人生を通して学んで、試して、実践して、心が動く体験があるから上手に使いこなせるようになっていきます。
だからこそ、問題が起きてくれる。
目の前の問題は本質的な自分に戻る道しるべ
問題が起きる時というのは、常に「問い直す」という選択を余儀なくされます。
それは「本質的な自分へ戻ろう」「もっと自分を世界にさらけ出してみては?」という一つの道しるべです。
あなたに価値が無いからという理由で問題が起きるのではありません。
「自分を世界にさらけ出そうよ」という合図なんですね。
「自分を世界にさらけ出す」というのは「あるがままに生きること」と同じです。
そして「あるがまま」というものには何一つ縛りも規則も正解も常識もありません。でも、それを探そうとしたりします。
でも「ただそこにある」ものなので、すでに「あるがまま」の状態なんだということを知ると「罪悪感」「嫌悪感」「無価値観」さえも「ありのまま」の一部であることが分かります。
どうでしょう?感覚的にピンときませんか?
世間では、迷いのないことが悟りだと言われ、迷いがなく気持ち良い状態だけが「自分のありのまま」だと言われていますが、僕はそうは思いません。
今あるすべてがあるがまま。
なので、本来それが「何なのか」さえ考える必要のないものではないか?と、思っています。
自分を世界にさらけ出すことが出来て初めて自己責任力が養われる
「自分を世界にさらけ出すことが出来る」というのは、自分をさらけ出した後に起こりうる全ての反応を受け入れることが出来るということでもあります。
つまり、初めて自己責任を持つという感覚と同じです。
例えば、素直な言葉を発した時に、それが影響を与えて世界から何かしらの「反応」がきます。
Aさんが「〇〇」と賛同してくれた。Bさんが「△△」と否定してくれた。
もしかするとCさんは「・・・」と、何も反応が無いという反応があるかもしれません。
「反応」というのは「影」を投影しているので「世界からの反応」を見ることによって「自分の影」を知ることになります。
この時に「自分の影」を受け入れられず、現実を強く拒否していると「反応」をもらうことが怖くなってしまいます。
その結果、どんな反応がくるかを「予測」して先々に「防衛」を始めます。
これが、人の持つ「不安イメージ」の本質です。
つまり「常に反応をビビってる」ということなんですよね。
そして、反応によって見え隠れする「自分の影をビビってる」わけなんですよ。
でも「影」がなければ「姿」の全体像は見えない。そして、「影」がなければ世界と「響き合う」ことも出来ない。
そうすると「何も出来なくなっちゃう」わけなんです。
ちなみに、影が世界に響き合うことを「影響」というふうに僕は定義しています。
そう噛み砕いていくと、常に何かしらの「不安」を持つことで
「どうやって自分の影を世界に響かせていこうか?」
という新しい視点があるということも分かります。
自分の「反応」にビビることで「自分の影」を避けようとする。
それはある意味「世界に影響を与えること」を避けていこうとする姿勢ですが、本当は怖いからじゃないんですよね。
怖いのは「過去の自分」だけ。
傷ついたのは、自分を世界にさらけ出さなかったからであって、他人や世間や親が認めてくれなかったor否定されたからじゃないんですよね。
それを受け入れた時に、あらゆる現実に起こる出来事の意味がガラガラっと変わっていきます。
自分を世界にさらけ出せば心が解放される
起きている出来事すべてに「あるがまま」をという視点を持って「自分を世界にさらけ出すこと」を見出すことが出来れば「心の中が解放される」ことを感じるはずです。
「あぁ、今が今で良かった」と本当に感謝・感動が出来る。
あなたは、「出し惜しみ」なく世界に自分をさらけ出すことが出来ますか?出来ていますか?
汚い、という「概念」で守り続ける自分。
悪い、という「勘違い」で守り続ける性格。
醜い、という「色眼鏡」で守り続ける過去。
それらはすべてが自分の「影」になり創造していく全ての現実の濃度に関わっていきます。
誰かに影響を与えたいと願う前に、影を見つめることが自分を世界にさらけ出すことにつながると信じてみましょう。
どんなに最低だと言われる人間でも明日誰かが勇気づけられるためのエッセンスを持っていない人などいません。
どんなに卑怯な自分がいたとしても、あなたが持つ影響力を待っている人がいることを忘れないでほしいです。
影をしっかりと受け入れましょう。
それは「守る必要のある自分なんていなかったんだ」ということに気づくタイミングです。
それを世界に表明していくことからはじまります。
心の露出狂になってみようじゃないですか(^^)
自分を世界にさらけ出さなかった過去はとてもツラかった
私は自分を世界にさらけ出さなかった時期があり、それはそれは冷たーーい時間でした。まるで氷河期のように。
そんな過去の経験があって、誰にだってその人なりの「苦しみ」があることが今では分かるようになりました。
でも、それまではそれがわからなかった。
- 「どうして自分だけ・・・」
- 「どうしてあの人だけ・・・」
と妬みのようなドロドロした感情と被害者意識を強く抱えて生きていたし、答えを外に探し依存先を必死に探していました。
本当は全て幻想なことである
- 出来るだけ損しない&苦労しないで達成できる成功
- なるべく不安にならない方法
- 自分の探し方
など、とにかくありとあらゆるものを片っ端から漁りました。今思うと完全にジプシー状態でしたね。
その結果、どこにも答えはありませんでした。誰も教えてくれなかったしどんな本にも書いてなかった。
むしろ階段から転げ落ちていくかのような感じで状況が悪化する一方でした。で、回りまわって戻ってきた今。
あれほど欲しかった現実が目の前にあって、あれほど欲しかった豊かさも目の前にある。
でも、自分はあの時のまま何も変わりません。唯一やったことは自分を世界にさらけ出していったこと。
苦しくて苦しくて自分が分からなくなって、もがいて、あがいて、怖くて、発狂しそうになって一人で泣いて・・・
たどり着いた先は、自分をさらけ出していく人生だったのです。
どれだけ逃げても自分からは逃げられない
自分からはどうやっても逃げることができない。
だからこそ、今わかること。
もっともっと純粋になって、自分が経験すること、出会う人に心を開いていけば、思っていたより簡単に自分が救われます。
逆に、自分が経験することに心を開かない限り自分が救われることはないということです。
もっと純粋に苦しんだり、もっと純粋に笑ったり、もっと純粋になって泣いたり、もっと純粋に喜んだり。
心を開くというのはそういうことです。
「うまくいく人生」という呆然としたフレーズに心奪われる前に、もっと見つめなきゃいけない事実があるんです。
それは「自分の足元」です。「自分の心」です。
決してそれは、簡単なことではないと思います。
しかし、簡単であれば、そこのストーリーに何も感動は生まれません。
人は「誰か」のために、そして「何か」を伝えるために、わざわざいろんな道を通り経験するし、そうやってストーリーを創り上げていきます。
だからこそ、自分自身の全ての体験にもっと自信を持ってください。
「これでいいですか?」
「どうしたらいいですか?」
「はやく抜け出したい・・」
わかるよ。その気持ちは痛いほどよくわかる。
でも、それこそが自分の中にある不信感に気付き、再度「じぶん」に戻っていく絶好のチャンスなんです。
自分の足で歩こうとすると必ず通る道なんです。
もっと単純に、もっと純粋に、自分という人生を思いっきり生きてみよう。
どれだけ自己啓発しても、どれだけ器用に自分を操ることが出来ても、どれだけテクニックを学んでも、どれだけお金のある生活をしても意味がないのです。
自分自身に心を開かなければ、豊かさを何一つ受け取ることは出来ません。
あなたが苦しむときは「あなたが創り上げてきた架空の自分像」を破壊しようとしているだけなんです。
それを思い出してみてください。
誰もが自分に起こる現実を通して、自分自身に「生き方」を教えています。だから、もっとピュアになっていいんです。
現実から逃れる方法じゃなくて、色んな事を受け取れる自分になりましょう。
どんなときも、結局自分の人生、自分を無条件に信じていく以外に道はありません。
自分を解放して生きよう。心の露出狂になって生きよう。
そうすれば、潜在意識がゴロゴロ音を立てて変わりスパッと引き寄せの流れが変わっていきます。