自分の願望を実現しようとする時によく耳にする「執着を手放しなさい」という言葉。
多くの人が執着を手放しさえすれば願望実現すると勘違いし、執着を手放すことが手段ではなく目的になってしまっています。
そして、色んなものがこんがらがり、迷子になっている人をたくさん見てきました。
そこで、当記事では、多くの人が誤解している執着を手放せば願望実現するという本当の意味を分かりやすく解説します。
執着する時は自分にベクトルが向いている時だから自分を労ってあげよう
執着を手放すことを考える前に、まず知っておいていただきたいことが1つ。
執着を持っている時は自分にベクトルが向いている時なんですね。
ちょっと立ち止まって自分を大切にしたい時なんです。そういうタイミングなんです。
なので、執着があるからいけないと思うのではなく
- 自分を大切にしたい時なんだね
- 寂しくて悔しくてツラいよね
- 自分の大切な気持ちを思い出したい時なんだね
- 今まで自分のことを忘れて走り抜けてきてごめんね
などと自分を労り、癒してあげてみてください。
無理に執着を手放そうとするのではなく、まずは自分の大切にしたい気持ちをじっくりと感じたり味わうのが大切です。
そして、なかなか手放せないのは手放し方が悪いわけじゃないんです。
執着を手放すのは怖いこと
そもそも執着を手放すのって怖いものなんです。簡単じゃないんです。
なぜなら手放した後に、そのままになるのが怖いから手放せないんです。
なので、手放した後に何を掴むかを決めてしまえば執着が無くなりやすいです。
例えば、私は元カレに執着している時期があってなかなか忘れられないことがありました。
その時って、次にどんな恋愛がしたいか全く考えてなかったんです。
橋を渡る時に手すりがないと動けないように、掴まるものがないと怖くなるものなんです。
だから、執着を手放す時は、次に何を掴みたいかを明確にすることが大切です。
執着を愛着という言葉に変えてみよう
言葉の力ってバカにできなくて、言葉で捉え方が変わります。
で、シンプルに「執着」という言葉が悪い!
「執着」って言葉を使うからわけわからなくなるんですよ。
「執着する」ということは大切だと思っていることや大事にしてたことじゃないですか?
それをクシャッと丸めてゴミ箱に捨てるなんてなかなか難しくて当然です。
執着はゴミじゃない。
なので、執着という言葉を使うのを今日でやめて、愛着という言葉に全部変えてみてほしいんですね。
- 自分はお金への執着がある
- 自分は人への執着がある
- 自分はモノへの執着がある
- 自分は価値観への執着がある
- 自分は考え方への執着がある
- 自分はやり方への執着がある
これらを全て愛着という言葉に変えてみてください。
自分が執着してるなーということを実際に言葉にしてみてください。
- 自分はお金に愛着がある
- 自分は人に愛着がある
- 自分はモノに愛着がある
- 自分は価値観に愛着がある
- 自分は考え方に愛着がある
- 自分はやり方に愛着がある
どうですか?
「お金に愛着がある」と自分で言ってみて心がときめきますか?
心がときめくならお金が好きってことなのでとことん追求しましょうよ。
もし心がときめかないなら自分にとって本当に大切なものですか?
実は本当は必要ではないものなんじゃないですか?
もしくは、他の大切なことが見つかっていないからじゃないですか?
「自分の古い考え方に愛着がある」と言ってみて心がときめきますか?
心がときめくならその考え方が気に入っているということなので、とことん追求しましょうよ。
もし心がときめかないなら自分にとって本当に大切なものですか?
実は本当は必要ではないものなんじゃないですか?賞味期限切れてませんか?
そこまで愛着がなくて心がときめかないものを持っているから、しんどくなるんですよね。
愛着がなくて心がときめかないものは「今のあなた、これからのあなたに必要じゃない」というお知らせなんです。
なので
- 今までありがとうございました!
- お世話になりました!
と言って手放しても問題ないものなんです。
- 今までここまで連れてきてくれてありがとう
- その執着・愛着がなかったら今の人生を送れてないわ
- 色んな体験をさせてくれて色んな出会いをもたらしてくれて本当にありがとう
と感謝しましょう。
「執着を手放す」という言葉の本当の意味
例えば、お金で言うと「お金が欲しかったらお金への執着を手放そう!」と色んなところで色んな人が言っていますよね。
でもね、思うんです。
お金の執着って手放さない方が良くないですか?だってお金必要じゃない?
ただ、引き寄せの法則や潜在意識を勉強して、お金の執着を手放せば入ってくるというがありますが、執着を手放したから入ってくるという意味ではないんです。
どう頑張って読んでも、そうは書いてない。そう言ってる人、だいたい分かってないですよ。
問題は執着していると自分の利益しか考えなくなること
じゃあ、なぜ、お金を得るためにお金の執着を手放そうと言っているか?
お金に執着していると、自分の利益しか考えなくなるからです。
だからお金の執着を手放せって言ってるんですね。
だって、自分の利益しか考えなくなると他人の事を考えなくなるでしょ?
そもそも、お金ってどこから入ってくるの?天から降ってきますか?土を掘ったら出てきますか?
違いますよね。
お金は他人から入ってくるものですよね?
他人を幸せにしたり、喜んでもらったり、貢献するからお金が入ってくるんでしょ?
他人への貢献を忘れるべからず
これがお金の性質なのですが、自分の利益ばかり考えていると、他人に貢献することを忘れちゃうんですね。
なので・・・
「自分の利益ばかりに意識を向けるのではなく、世界に貢献することに意識を向けようぜ!」
というのが執着を手放せって意味なんです。
お金欲しかったら、相手がぶっ倒れるくらい貢献しよう。自分の利益忘れよう。
あと、執着って熱が冷めてしまっているんだ。愛がないんだよ、もう。
愛があれば手に入らなかったり、自分のものにできなくても苦しくならないんだ。だって受け入れられるから。