「引き寄せの法則」という言葉を聞くと、自分が知らないどこかに「特別なスイッチ」があって、ボタンを押せば魔法が働くと思っていませんか?
実はそうではないんです。
引き寄せの法則とは秘密の魔法ではなく、誰もがすでに使っている法則なのです。
引き寄せの法則でジーニーの例えがあるため「アラジンの魔法のランプ」のようなイメージを持っている人も少なくないようなのですが、何かをすれば使えるようになる魔法の力ではありません。
「気付いているかいないか?」によって違いはありますが、ほとんどの人が発言する「引き寄せた!引き寄せなかった!」と言う言葉には本質的なズレがあるのです。
「引き寄せの法則はウソだ!」とガッカリする前に、当記事を読み進めて理解を深めてみてください。
「引き寄せの法則」はウソでない
一般的に広まっている「引き寄せの法則」とは、特別な魔法のように言っています。
しかし、もっとシンプルなもの。
レストランに入ってメニューを注文して食べたい料理を食べるのと同じように、メニューを決めて、頼んで、調理されるのを待って、あとは受け取る。
それとごく普通に同じことが、ただ繰り返されているのが引き寄せの法則です。
当たり前の話ですが「食べたいものを頼んでそれが来る」という現実を生み出すためには、注文する決断をしなければいけません。
でも、決断の前に「許可」が必要になってきます。それ、頼んでもOKだよ、という許可です。
つまり、そのメニューを食べているイメージや食べること自体を自分で許可していなければ、決断にものすごく時間がかかったり、いつまでたっても決断が出来なかったりします。
逆に言えば、引き寄せるために必要なのは、許可と決断だけでOK。
料理が作られる厨房にまで足を運び、どうやって作っているのかを知る必要はなく、ただ席に座って楽しみにしていればいいのです。
許可をして、決断した後は、ただ過ごしているだけで、あとは気付いたら受け取っているという風に引き寄せは働いていくのです。
では、なぜ「引き寄せられていない」という感覚や「引き寄せが働かない」と、思ってしまうのでしょうか?
引き寄せの法則は思っている以上に深くエグッてくる
望む現実は実にすぐ足元にあるんです。でも、両手がふさがっている。いや、両手をふさいじゃっている。
だから、自分が掴めないようにしている。
つまり、引き寄せられないのも、自分が無意識に決定しているということです。
引き寄せる現実は、潜在的に「あらかじめ自分が持っている情報」を元に引き寄せられています。
引き寄せが働かない感覚は「思考の乱反射」が根本の原因
「引き寄せられていないor引き寄せたくない現実を引き寄せた」という現象がなぜ起こるかと言うと、それは単純に
【都合の良いことが叶った時しか引き寄せたと思えない】
という思考の乱反射によって、引き寄せについての根本的な誤解をしてしまうのです。
結果だけではなく
- 自分が思う理想のチャンス
- 自分が思う理想の巡り合わせ
までも自分が思う通りにコントロールしようと執着すると、一気に思考が乱反射して意識が飛んでしまいます。
だから、なおさら頭がこんがらがります。
そもそも、引き寄せの法則というのは常に働いています。常にあなたに忠実です。
常にあなたの経験したいことを経験する人生に導いてくれています。
ですが、なかなか信じることが出来なくなるような出来事がたくさん起こったりします。
- 「パートナーと別れてしまった・・」
- 「なんでこんな人生のどん底を味わうんだ」
- 「何で犬のウ◯コを踏んでしまうんだ」
ということまで^^;
また、自分が本当に持っている願望を忘れてしまっていることもあります。
本来持っている望みに気づく「キッカケ」という役割
あなたには「本当の自分の願い」を体験するように引き寄せの法則が働いているのですが、それが分からなくなっている時は、気づかせてくれる力が自然に加わります。
- 「好きを知るために嫌いを知ろう」
- 「楽しいを知るためにつまらないを知ろう」
- 「喜びを知るために悲しみを知ろう」
みたいなやつです。
よって、そこで「思考パターン」を顕在化し「勘違いしているよ」というメッセージを与えることで、気づこうとしていることがあるのです。
いわば「望まない現実を引き寄せた」と悲観してしまう時こそ、それは望まない現実ではなく
「あなたの持っている本来の望みに気づくキッカケ」
になってくれているということ。
そういう意味でも、いつも自分にとってベストでジャストなことが引き寄せられているということが、大前提としてあります。
あくまでも引き寄せられていないor引き寄せたくない現実を引き寄せたと感じるものは
「もう今のあなたに必要のない思考を顕在化させて手放しの機会を気づかせるためだよ」
というステップがあるだけなんですね。
なので、いつだって「自分の本当の気持ち」から様々な現実を引き寄せているというメカニズムになっているのです。
「いやいや、しょうたさん。そんなことは信じられないし、今の現実はなんだ!」
と、叫びたくなる声が聞こえてきそうですが、冷静に客観視すればそこには必ずあなたの「願い」のカケラがあるはずです。
望まない現実があるならば、そこから望む現実を見つけることが出来る。
つまり、引き寄せられていることは全て自分の望み通りの展開だということです。
これを心から信じていると、気づきやシンクロニシティを発見することができます。
過去の執着を手放させるために突いてくる
あなたが何かの思考に執着し手放せないでいる時は、新しい物事を手にすることができません。
イメージとしては、お買い物袋を両手で目一杯持っている状態です。
「もうお買い物袋を持ちきれないよ」となっていると、新しいモノを買っても持てないですよね。
同じように過去に執着している手を離さないと、新しい現実はつかめないという状態なんですね。
元彼のことを引きずりながら今彼と付き合うことは出来るかもしれませんが、元々彼や元々々彼を引きずりながら今彼と付き合うことが難しいのと同じです。
なので、手にしたい現実があるのであれば、しがみついている現実や思考パターンを手放して、手を空けることから始めましょう。