負の連鎖が起こるメカニズムと正の連鎖が起こるメカニズムについて潜在意識レベルで解説していきながら、負の連鎖から抜け出し正の連鎖に好転させる方法をご紹介します。
負の連鎖が繰り返される&増幅する理由
もし、あなたが
「もしかして私は、あの人が言うように本当にダメな奴なのかもしれない…」
という思考を選んだとしましょう。
その場合、本当にダメな自分に焦点が当たってしまうので、ダメな自分を味わわせてくれるような現実がさらに用意されるようになります。
そして、その通りに自分はダメだと思い込むと、さらにダメな自分を味わう現実が用意される。
そうやってズルズルと負の連鎖に巻き込まれてしまいます。
ダメな自分に焦点を当て続けているから、ダメな自分を確認するための現実が起きてくれるんですね。
このように負の連鎖は、潜在意識や引き寄せの法則の原理に基づいて起こるべくして起きています。
自分はダメな奴だと思い込んでいる人は、頭の片隅では本来ダメな奴なわけではないと分かってはいるものの、ダメな自分を証明したくてダメな自分を確認できるような現実になるために人生を操作しているんです。
なぜそのような操作をしてしまうのか?
自分の価値を自分で下げることによって「私ってダメな奴だから何もできなくて仕方ないよね」と、何もしない自分を正当化するためです。つまり、行動しない理由を自分で作ってしまっているのです。
もっと言うと、良い人生に怖れを抱いているのです。
「もしかして私は、あの人が言うように本当にダメな奴なのかもしれない…」
というのは本当に本当にただの幻想なので安心してください。
ちょっとした思考の選択の仕方、焦点を当てる方向の選択の仕方で正の連鎖へ持っていくことが可能です。
そもそも人は苦しんでいた方が楽に感じる生き物
起こる出来事に対して感情任せにしていれば、簡単に負の連鎖に傾きます。
なぜなら、人間は悲劇のヒロイン(ヒーロー)を演じるのが好きな性質があります。
これは、小さい頃から悲劇のヒロイン(ヒーロー)がカッコいいと洗脳されてきている側面があるから。
それが理由の1つにありますが、もう1つあります。
それは「私ってダメな奴だから何もできなくて仕方ないよね」と、何もしない自分を正当化していると、行動しなくていいから楽。
という思い込みから来るんですね。
なので、ネガティブに偏っていた方が何もしなくていいから楽だし、チャレンジして出来ない自分に出会うこともないから「多少、苦しいけどこっちの方が楽かも」という選択をしてしまいます。
もしかしたら、他にも以下のように思い当たる節があるかもしれません。
「自分をかわいそうだと思っていれば、そこに同情してくれる人がいるかもしれない…」
「大変な環境で頑張っているんだという頑張っている実感がほしい」
「こんな環境だから仕方ない」
と、自分で自分を慰めてでも自己肯定したい生き物なんですね。
人間は、感情任せに放ったらかしてしまうと、自己肯定するために負の連鎖だろうが茨の道だろうが絶望の果てだろうが関係なく飛び込んでいきます。
でも、一つだけ言わせてください。
チャレンジしている方が1億倍楽で楽しいよ(^^)
チャレンジが苦しいというのは幻想です。
負の連鎖から正の連鎖に好転させる方法
負の連鎖から正の連鎖に好転させるにはどうしたらいいか?
それは、意図的に自分の思考の選択を心地良いと感じる方向に選択していきます。
ここで自分の欲求と深く向き合うことになりますが、負の連鎖が心地良いと思っていると、決して正の連鎖に好転することはありません。
なぜなら、正の連鎖よりも負の連鎖が心地良いからです。これは何をどうやっても難しいです。
しかし、負の連鎖が心地悪いなら・・・
- 自分はかわいそう
- 同情して欲しい
- かまってほしい
- チャレンジがしんどい
という思い込みや感情をどんどん手放していくのです。
もっと言うと
- 頑張らなくても上手くいっても良い
- 楽してうまくいくのは悪いこと
- 自分だけこんな思いをしていいのかなぁ
という罪悪感を手放していくのです。
さらにもっと突っ込んで言うと
- 自分はできない奴だから出来る人にやってもらおう!
- とことん楽しちゃおっ!
- 自分だけ幸せになっちゃおっ!
という許しを自分に与えていくのです。
思い込み・罪悪感を手放して自分を許す
思い込みや罪悪感を手放し自分を許せば許すほど、気分がガラッと変わり、正の連鎖に好転し、良い事が起こり始め、悪いことがあまり起こらないということをハッキリと感じるようになってきます。
良い気分でいると、自分のフィルターがキレイになり、どんどんキレイな気(ヒト・モノ・コト)が流れてきます。
すると、引き寄せたい・手に入れたいと思っていたヒト・モノ・コトを手に入れるキッカケに出会う回数が多くなり、質も上がっていくため、良い事が起こりやすくなってくるのです。
負の連鎖は正の連鎖を知るための前兆
負の連鎖から正の連鎖に好転する体験をすると「自分で世界を創っている」ということが腑に落ちてきて、自分の内面の選択が自分の現実を創造しているということがハッキリと自覚・認識出来てきます。
そして「正の連鎖の味を知るために、わざわざ負の連鎖に一回落ちて味見していただけだったんだ!」と覚醒するのです。
悲しみや苦しみを知らないと喜びや楽しさが分からないように、マズイ料理を知らないと美味しい料理が分からないように、負の味が分からないと正の味が分からないのです。
生まれてから最高級の美味しいお米ばかり食べていたら、それが美味しいと認識できないですよね?それが「普通」「当たり前」という基準だからです。
マズイお米を食べるから美味しさがはじめて分かりますよね?
だからこそ言わせていただくと「良かったね、負の連鎖の味を経験できて(^^)」なんです。
ここまで来ると、一つ一つの選択が自分の人生を創っているとハッキリ分かり、それ自体が楽しくなってくるので、さらに正の連鎖の波乗りが出来るようになります。
正の連鎖が一度始まると、病みつきになりますよ。
なぜなら、あなたの望みに応じて、少しずついい現実が拡大していくからです。
ただし、正の連鎖レベル5だったものが、いきなりワープしてレベル100になることはありませんので、決して焦らないでくださいね。
まとめ
自分の目の前に起こる現実の見方と感情・思考の選択を少しずつ変えていくだけで、現実に変化が訪れます。
そして、気づいたときには大きな変化になっています。
もし今、負の連鎖の真っ最中にいるなら、思う存分味わい尽くしちゃいましょう。
いずれ飽きますし、二度と味わえない今限定の希少価値の高いものですからね。
負の連鎖が
「もう嫌ーーー!!!」
と思っているなら、もう負の連鎖の味に飽きちゃっている証拠です。
思い込みや罪悪感を手放し自分を許していきましょう。
負の連鎖の味を楽しむことは出来なくなっちゃうのが寂しいかもしれませんが、人生を変える新しい美味しい味に出会えますよ。