引き寄せをもっと使いこなせるようになり、早く安心して生活できるようになりたいと思う人も少なくありません。
もし、あなたが安心したいから何かを引き寄せたいと思っていてもそれは実現しにくいです。
なぜ実現しにくいのか?というメカニズムを解説しながら、どうすればいいのかについて詳しく解説します。
安心したい欲求の奥にある「安心できない」という信念が現実をつくる
安心や心の余裕のために何かを手に入れたいという願望は、それを引き寄せる理由、動機にはなりません。
つまり「どうしてそれが欲しいのか?」という理由にならないんですね。
- 安心したいからお金が欲しい
- 安心したいから結婚したい
- 安心したいから恋人が欲しい
これらは理由ではないのです。
そして、安心したいから何かを引き寄せたいというのは、潜在意識下でどういう動きになっているかというと「安心がない」という固い信念があります。
潜在意識にあるものが現実を作り、信念が増幅するので、「安心がない」という信念を持っていると、やっぱり
「安心できない現実」
を引き寄せることになるんです。
ここまではOKでしょうか?
引き寄せの法則は常に100%正確に働いている
というのも、すべては上手くいっていて、すべては自分で目の前の物事を引き寄せています。
引き寄せの法則の通り、どんな人にも、必要な時に必要な物は必ず目の前に引き寄せているという原理原則があります。
たとえ、「最悪!」と思うような現実にあなたが直面していたとしても、それが必要で引き寄せているのです。
そのため、豊かさを引き寄せるには、必要な時に必要な物が手に入るという目線で現実をしっかり見つめてください。
「安心が欲しい」だと「安心がない」に焦点が合う
安心が欲しいと思っていると、安心がないという部分に焦点が合うので、安心がない現実を見事に引き寄せることになります。
なぜ安心が欲しいと思っているのに、安心から程遠い現実を次から次へと引き寄せるのか?疑問に思うかもしれませんが、それは安心がないという部分に集中しているためです。
そして、そこから抜けられないのは、自分にとって安心がない現実が必要だと認識できない深い部分で信じているからなんです。
例えば、安心がない現実を引き寄せることで、思考パターンを見直すキッカケというサインだったり。
安心がない現実を引き寄せることで、バランスを取ってくれていたり。
安心がない現実を引き寄せることで、調子に乗らないようにブレーキをかけてくれていたり。
安心がない現実を引き寄せることで、「そっちじゃないよ」と教えてくれるガイドの役目を果たしてくれていたり。
安心がないというのは、必ず意味があります。
安心ではなく「やりたいこと」に焦点を当てよう
例えば、安心のために結婚したいと思っていたとします。
少し考えてみるとハッとすると思うのですが、結婚相手が自分の安心を満たすための「道具」として捉えていることになるんですね。
仮に、この姿勢で結婚相手が見つかり結婚できたとしたら「結婚相手=愛」ではなく「結婚相手=安心のための道具」という位置づけになります。
ちょっとヒドいと思いませんか?
そして、安心を得てしまったら用が済んでしまうので、幸せな結婚生活はないのです。
そうではなく、結婚して何がしたいか?ですよね。
やりたいことを見失うと無風になる
私は、PC一台で世界中どこにいても収入が入ってくるようにビジネスを構築していますが、ある時、目標を失っていた時期がありました。
それからは、収入が頭打ちになり、何をやっても収入が増えませんでした。
なぜなら、十分な安心、お金を得ていたので、それ以上のことを求めていなかったからです。
とてもシンプルですよね。
「求めないから何もやってこない」
ということです。
でも、本格的に仕組みを作り上げようと真剣に考えた時がありました。
そしたら、どう考えても無理があったんです。このままじゃ物理的に無理だ、と。
そうやって、新たなやりたいことが明確になり、それを実現させるための必要項目が分かる。
すると、不思議とそれを実現するための材料が揃い始めるんですね。
安心のためのものはなかなか引き寄せられませんが、自分がやりたいことに焦点を当てると引き寄せやすいです。
なので、焦点を当てるポイントを自分がやりたいことに当ててみてください。
やりたいことは引き寄せやすい
安心のためのお金は、なかなか引き寄せられませんが、お金を使ってやりたいことに焦点を当ててみる。
安心のための人間関係は、なかなか引き寄せられませんが、その人たちと何をしたいかに焦点を当ててみる。
安心のための健康は、なかなか引き寄せられませんが、健康な肉体で何をやりたいかに焦点を当ててみる。
そうやって焦点を「安心」から「やりたいこと」に変えることで、大きなエネルギーが動き始めます。
そして、それらを実現していく過程で、必要なお金や情報や人は必ず必要な分だけ入ってきます。
欲しい物に焦点を当てるのではなく、それを手に入れて何をしたいかに焦点を当て続けると思わぬシンクロニシティが起き始め引き寄せが加速します。
安心したいという動機で何かを求めると、後ろ向きの姿勢になってしまうため、安心できない現実を引き寄せたり、疑心暗鬼になったり、人間不信になってしまいます。
しかし、やりたいことをベースに何かを求めると、前向きの姿勢になり、安心できる現実を引き寄せます。
まとめ
「安心したい」という動機だと「安心できない」部分に焦点が当たってしまうので「安心できない現実」をどんどん引き寄せることになります。
なので、思ったことを実現するのは難しく、むしろ、逆引き寄せが起こり続けます。
ぜひ「やりたいこと」を明確にして焦点を当てるようにしてくださいね。