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不成就日なんて気にしない!不吉な日でも普段通りに過ごす方法

不成就日とはその名称の通り、物事を成し遂げることができないとされる日です。
十干十二支の組み合わせで吉兆を占う陰陽道の暦注で、『選日』に分類されています。

『選日』とは暦の中でその日の運勢を示した暦注の中でも、有名どころではない、その他のものの総称です。
つまり、六曜、十二直、二十八宿、九星、暦注下段、七曜以外ということになります。

この日は何か新しいことを始めるには不向きとされていて、慶事などは避けるべきだと言われていました。
しかし、多くの人が

「今日が不成就日だ」

と聞くと多少なりとも気にしますが、大安などの六曜と違って、知らない人も多いです。

それでも、知ってしまったなら気になってしまうでしょうし、信心深い方は行動が萎縮してしまうのもしょうがないでしょう。
私もわざわざ調べたりはしませんが、たまたま知ってしまったら、大人しくしてようと考えてしまいます。

しかし、実際にどれほどの影響があるのでしょうか?
この記事では、不成就日について詳しく説明し、この日を気にしないための方法を紹介します

もくじ

不成就日の由来と歴史

不成就日は、古くから日本の暦に存在する特別な日になります。
この日の起源は中国の陰陽道にあり、日本に伝わった後、独自の発展を遂げました。

不成就日は月の満ち欠けを基に決められており、8日ごとに訪れるのです。
結構ありますよね?

そして、不成就日は江戸時代に神社や地方で独自に使用されていた多数の民間歴の一つ、『会津歴』に載っていたとされています。
逆に言うと会津歴以外にはほとんど載っていることはありませんでした。

ですので、実ははっきりとした起源が良くわからないのです。
そんな不成就日ですが、なぜか現代まで消え去ることなく選日として残っています。

もしかしたら、何か人を惹きつける力や出来事があったのかもしれませんね。

不成就日を気にする人々の心理

多くの人が不成就日を気にするのは、その名前自体が「成就しない日」と直接的に示しているからかもしれません。
この言葉の力は強く、無意識のうちに私たちの行動や思考に影響を与えているのでしょう。

特に新しく始めることやおめでたいことが、成就しないかもしれないと思えば嫌な気分にもなると言うものです。
例え暦の吉兆など気にしていない人でもそう思ってしまうでしょう。

なぜなら、新しく始めることなどは必ず成功すると決まっていないからです。
であれば、少しでもリスクを減らしたくなるのが人間の心理なのでしょう。

不成就日を気にしないための方法

それでは、不成就日を気にしなくて良くなる方法はどんなものがあるでしょう?
それは不成就日にしてはいけないと言われていることをしなければ良いのです。

具体的にはどんなことでしょうか。
不成就日にしてはいけないと言われているのは、慶事です。

つまり結婚や入籍ですね。
あとは子供の命名や出生届の提出、新しく始めることが当てはまります。

やってはいけないと言われていることは、結構少ないと思いませんか?
不成就日だからといって、全てのことができない訳ではないのです。

葬儀や法事は行っても構いませんし、普段のことも関係ありません。
むしろ、この日は普段通りに普通に過ごすべき日なのです。

特別なことは何もせず、家族や恋人などとゆっくり過ごすのが良いでしょう。
そう考えると、何も怖い日ではないと言うことが感じられるのではないでしょうか。

まとめ

  • 不成就日はマイナーな暦注日
  • 由来や縁起は実は良く分かっていない
  • 『成就しない日』というパワーワードは強い
  • むしろ気にせず普段通りに生活を

    不成就日を気にしないことは、前向きな人生を送るための一歩です。
    この日を避けるのではなく、気にする事なく普段通りに生活することでむしろ素晴らしい日になるでしょう。

    そもそも、毎日を大切に過ごすことが、より豊かな人生を送るための秘訣です。
    あなたの前向きな姿勢が、未来を明るく照らすことでしょう。

    先にも書きましたが、不成就日とは数多ある独自に作られた民間歴の中でも会津歴にしか見ることのなかった選日です。

    もしかしたら、実直で働き者過ぎる会津の人間に、少しゆっくりしなさいという意味で作られた日なのかもしれません。

     

    巡ってくるリズムも8日ごとと一定です。
    むしろ、休息を取るのにちょうど良い日と捉えても良いのではないでしょうか?

    或いは、これから始める大切な事の準備をじっくりと行う日なのかもしれません。
    そもそも、不成就日だと知らなければその日はただの日です。

    他の占いでも活用される方法ですが、

    「良いところだけを覚えて、悪いところは忘れてしまう」

    という、やり方です。

    私は一粒万倍日とか天赦日なんかは、メチャクチャ気にして覚えます。
    それでも宝くじなんかは高額当選しませんが(笑)

    むしろ物事は、後から上手く行かなかった事を不成就日などの縁起の悪い日のせいにしてしまう方が良くありません。
    上手く行かない事には、きちんと理由があるからです。

    その根本原因を見詰めないことこそ、人生を悪い方向へ向かわせてしまう事になるでしょう。
    過ぎた事には囚われ過ぎず、前を向いて明るく進めば物事は必ず好転します。

    自分自身に満ち溢れたパワーだけが幸運を呼ぶのだということを、ぜひ忘れないでください。

     

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