手元にあるお守りやお札が1年たったり、役割を終えると神社やお寺に返しますよね。
私の場合、帰宅したら
「返しそびれたお守りが出てきた!」
なんて経験を何度もしています。
また1年間持っているのも気が引けるのですが、持っていました。
ですが私のような思いをしなくても、そのお守りなどを返す方法があるのです。
また、遠くて返せていない方も納めることができます。
他にも、
「お守りを返すのっていつ?」
と思っている方もいますよね。
私も子どものころに疑問に思い、親に聞いたことがあります。
今回は、私と同じように疑問に思われている方のモヤモヤを解決していきます!
では、お守りを返すタイミングと返納方法をご紹介していきますね。
返納するタイミング
まずほとんどの人が『お守りを買う』と言いますが、正しくはもらい受ける、授かるです。
そして『処分する』ではなく、返納する、納めると言います。
もらい受けたものを返納する目安は、もらい受けてから1年と言われています。
またお守りの種類は大きく分けて3つあります。
そして納めるタイミングが、ぞれぞれ違うので見ていきましょう。
満願守り
こちらは、安産祈願や合格祈願のことで、結果に関わらず役目を終えたら納めます。
私は、お宮参りのときに安産祈願のお守りを返納しました。
産後すぐに動ける人もいれば、難しい人もいますよね。
私の場合は、なかなか体調が戻らなかったので自分の体調と相談して日程を決めました。
一年守り
こちらは家内安全や交通安全、商売繫盛のことです。
効力は1年と言われているので、古いものは納め新しいものをもらい受けましょう。
私は初詣の際に、新しいお守りなどに変えるようにしています。
昔気に入ったお守りがあったときだけ、2年間持っていたことがあります。
無期限のお守り
無期限ということは『一生』を託されているので、返納しなくても問題ありません。
これに該当するお守りは、七五三のときに授かるもののことです。
このように返納の目安はありますが、返すか返さないかはその人次第です。
私のように気に入った場合は、持っていても大丈夫とされています。
正しい返納方法は4つ
社寺でもらい受けたものを返納する、主な方法はこちらです。
- もらい受けたところへ納める
- 違う社寺に納める
- もらい受けたところへ郵送
- どんど焼きに出す
こちらの4つを、一つずつご説明していきます。
1.もらい受けたところへ納める
この方法は一般的な神社やお寺への納め方です。
納める際に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
私の場合、毎年同じところへ行くので、その際にお守りなどを納めています。
ですが昔、遠くの神社に行き返納するのに困ったことがあります。
遠いと行く機会がありませんが、2~3の方法なら返納することができます!
2.違う社寺に納める
この方法の場合、関わりがないところへ納めると失礼になります。
ですので、同じ神様や宗派なのかを確認する必要があるのです。
そして神社には総本社、お寺には総本山があり、親となる場所があります。
要するに親子関係があれば、違う場所でも返納しても問題ないということです。
当時高校生だった私が、初詣で行っていたところが総本社でした。
大人になってからそのことを知り、関東の方に子にあたる神社があることも知りました。
知らないだけで、よく行く場所が総本社や総本山の場合もありますよ。
3.もらい受けたところへ郵送
場所によっては、郵送で納めることができる場合があります。
まずは郵送を受け付けているか電話で確認しましょう。
また、違う社寺でも受け入れてもらえる場合があるので聞いてみてください。
そして郵送の際に必要なものは、こちらです。
- 納めたいお守りやお札
- 半紙、白い紙
- 一筆箋、メモ
- お焚き上げや焼納に必要なお金
- 現金書留封筒
- 感謝の気持ち
次に、封筒に入れていく手順はこちらです。
1.納めるものを半紙で包む
納めるものを半紙で包みます。
もしなければ白い紙でも大丈夫ですし、そのまま封筒に入れても大丈夫とされています。
ですが神聖なところへ返納するので、できれば半紙や白い紙に包んだ方が良いでしょう。
2.一筆箋に目的を書く
目的の書き方は神社の場合『お焚き上げ希望』、お寺の場合『焼納希望』と書きます。
次にお礼の一言を書き、最後に何を納めるのかを書いてくださいね。
一筆箋がなければメモ用紙でも大丈夫です。
3.お焚き上げや焼納に必要なお金
一般的な金額は、もらい受けたときの半分と言われています。
しかしここで大切なのは、金額よりも感謝の気持ちです。
ですので、500円や300円でも問題ないということになります。
4.現金書留の封筒に入れる
お金を入れるので、現金書留封筒が必要です。
こちらは、郵便局やゆうゆう窓口で購入することができます。
5.すべてを入れて封をする
封筒の中に準備したものと、感謝の気持ちを入れて封をしたら投函します。
4.どんど焼きに出す
どんど焼きのメインは、正月飾りのお焚き上げです。
ですが、このようなものも一緒に燃やしてももらうことができます。
- お守りやお札
- 書初めやだるま
- 慶事やお歳暮などの熨斗(のし)
また地域によって、どんど焼きではなく違う言い方をします。
東北であれば道祖神祭、中部、北陸、関西では左義長、九州は鬼火焚くと言います。
そして行われる日は小正月の1月15日ですが、こちらも場所によって違います。
私が子どもの頃、毎年行っていた神社でどんど焼きしているのを見たことがあります。
冬の夜なので寒かったですが、火の近くはものすごく暖かかったです。
そして大きな火が上がっていて、迫力がすごかったのを覚えています。
まとめ
- 社寺で授かったものを返す目安は、もらい受けてから1年
- 主な返納方法は4つあり、一般的な方法は授かった社寺へ納める
- 違う社寺へ返納する場合、同じ神様、宗派なのか必ず確認する
- 授かった場所へ郵送する前に、必ず電話で確認し感謝の気持ちも封筒へ入れる
- どんど焼きのメインは、正月飾りのお焚き上げだがお守りやお札も燃やしてもらえる
もらい受けたものを納める目安は1年ですが、最終的に決めるのは自分です。
例えば、記念に安産祈願のお守りを持っていても大丈夫です。
他にも、七五三のお守りを返したいと思えば納めればいいというわけです。
私は安産祈願のお守りを、記念に取っておきたいと最初は思っていました。
ですが、やっぱり返したいと思い納めた経験があります。
私のように返したいと思ったときに、正しい方法で納めに行きましょう。
そして一般的には、もらい受けたところへ返納する方法になります。
この方法だと、納めた際に神様も喜んでくれそうですね。
それに、納めた後に新しいお守りなどを授かればさらに喜んでもらえそうです!
ですが引っ越しや旅行先でもらい受けた場合、なかなか返せませんよね。
その場合は、郵送や違う社寺へ返しましょう。
違うところへ納める場合、神様や宗派を調べてから返納してくださいね。
私も遠出をした際に、もらい受けたものを返納するのに困ったことがあります。
同じように困っている方は、今回ご紹介した方法で納めてみてください。
正しい方法で納めることができれば、神様も喜んでくれるはずです。
そして返納する際は、神様に感謝の気持ち伝えてくださいね。