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ウカノミタマとは?農業の守護神と日本人の稲荷信仰の深い絆

みなさんは、『ウカノミタマ』という言葉はご存じですか?
ウカノミタマとは八百万の神様の中で代表的な食物の神様です。

全国の稲荷神社で祀られる神様で、『お稲荷さん』とも呼ばれているようです。
私たちはこっちの呼び方の方が聞き覚えがありますよね。

 特に稲作の神様として重要視されているようですよ。
 この記事ではウカノミタマについてご紹介していきます。

「ウカノミタマってなんの神様なんだろう?」

 「日本人とどんな関わりがあるの?」

 そんな疑問を一緒に解決していきましょう! 

もくじ

ウカノミタマは日本の農業を支える神様 

ウカノミタマは日本の古いお話に出てくる神様です。
この神様は特にお米を育てることや食べ物に関係があります。 

昔から日本人は毎日食べるお米を作るために、一生懸命田んぼで働いてきました。
そんなお米を守りたくさん育つようにしてくれるのがウカノミタマの役割です。

この神様はお米や食べ物だけでなく商売をしている人たちや家族が安全に暮らせるようにお願いするためにも信仰されています。

ウカノミタマという神様は私たちが毎日食べる食べ物を大切に思う心や農業を頑張ってくれている人たちへの感謝の気持ちを教えてくれるとても大切な神様です。 

 

ウカノミタマとは?農業の神としての役割 

ウカノミタマの名前の意味は、【ウカ】という言葉は、【穀物】を意味し、【ミタマ】という言葉は、【】を意味します。

つまり、ウカノミタマは穀物に命を吹き込み、それを大切に育てる力を持つ神様です。

そして、途中からウカノミタマを信奉していた商人が成功を納めていったことから、商売繁盛の神様としても広く崇められるようになりました。

現代の日本でもお米は欠かせない食べ物。
昔に比べると育てやすい環境にはなっていますが、温暖化が原因で育ちにくい年もあるとか…

これからも、ウカノミタマのお力を頼ることになりそうですね。
農業と商売のことを同じ神様に祈るのはなんでかなぁ、と思ったことがありましたが、まさか、商売繁盛は後付けだったんですね。 

ウカノミタマとキツネの関係 

 

ウカノミタマはいろんな神社で大切に祀られているんですが、その中でも稲荷神社】という神社が有名です。

稲荷神社にはウカノミタマが守っているキツネの像がよく見られます。
しかし、厳密にいうとキツネではないことをご存じでしたか?

キツネと誤解されるようになった由縁として、ウカノミタマの別名に御饌津神(みけつのかみ) 】と言われています。

それが誤って【三狐神(みけつのかみ)】と認識されたことからキツネが祀られるようになったとされています。

キツネは呼名で【けつ】と呼ばれていたそうです。
そのことから【狐】という字が想起されてこの漢字が当てられたそうです。

その後、【三狐神】が転じてキツネが神使とされました。

時が流れ、稲荷狐に【命婦(みょうぶ)】の各が授けられ、神格化されたキツネである【命婦神(みょうぶがみ)】として神社に祀られるようになったといわれています。

誤認されたことが一般的に広く知れ渡ってしまったんですね。
それにしても、御饌津神が三狐神にどうしてなってしまったんでしょうね。

わざわざ、メモを取った人のメモなんて確認しませんし、誤認されたままになったしまったんですね。 

現代に息づくウカノミタマ信仰 

ウカノミタマは、昔から日本の人々にとって大切な神様でしたが、その教えや力は今の時代にも深い意味を持っています。

現代の私たちは、昔ほど農業に直接関わっていないかもしれませんが、食べ物や自然に対する感謝の気持ちは今も変わりませんよね。

現代の忙しい生活の中でも、ウカノミタマへの信仰は、人々に安心感や希望を与えてくれます。

このように、ウカノミタマは昔からの伝統を現代にも伝える、とても大切な神様です。

私たちは、この神様の教えを忘れずに、自然や食べ物、そしてお互いを大切にする心を持ち続けることが大切ですね。 

まとめ

  • ウカノミタマは、日本の農業と食物を守る神様で、特にお米を育てることに深く関わっている。 
  • ウカノミタマ信仰は、商売繁盛や家内安全を願う人々にも広く信じられており、現代でも多くの人々に親しまれている。 
  • ウカノミタマの教えは、食べ物や自然に感謝する心を大切にすることを私たちに教えてくれている。 
  • キツネは誤認されたことが広く知れ渡ってしまった。 

この記事では、ウカノミタマについてご紹介しました。
ウカノミタマは、日本人にとって、とても身近な神様だったんですね。
私の地元にも、小さな神社があり、そこには、稲荷神社をはじめ色んな神様が祀られています。

「ここで祀っているのも、お稲荷さん?」

と、疑問に思ったことがありますが、その地域でお稲荷さんを祀りやすくする為に、作られていたんですね。

稲荷神社にいるキツネも、まさか、誤認から根付いてしまった事だとは思いませんでしたね。

これからは、神社にお参りに行く際は、その神社で祀られる神様のことを調べてから行くことで、その神社の見え方が変わってきそうですね。 

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