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アメノミナカヌシの知名度は低いがご利益は絶大!ご利益の得方とは?

『天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)』は、古事記の冒頭で一番初めに登場する神様です。

私は日本神話に興味があり、YouTubeなどで関連のある動画を観ていますが、アメノミナカヌシという神様の名前を、今まで聞いたことはありませんでした。

耳にしたことがあるけれど、印象に残っていないだけかもしれません。

日本神話にはたくさんの神様が登場し、似たような名前が多いので、名前を覚えるだけでも一苦労です。

神話の中で何をした神様なのか、一人一人のエピソードを理解するのにも時間がかかってしまいます。

古事記や日本神話と言えば、『天照大御神(アマテラスオオミカミ)』や、『イザナギ・イザナミ』などが有名です。

天皇の祖神や、日本の国土を造った神様としてよく知られていますね。

最近、私のYouTubeに『アメノミナカヌシ様に助けてもらう方法』や『アメノミナカヌシと繋がる』といったご利益をもらえる動画がたくさんおススメに出てきます。

日本神話に出てくる神様の中でもご利益が絶大みたいだけれど、

なぜあまり知られていないんだろう?」

と疑問に思いました。

しかし、アメノミナカヌシが知られていないのはなぜなのか、それを調べていくうちにすごく重要で偉大な神様だということが分かったのです!

今回は、アメノミナカヌシとはどのような神様で、知られていない理由や効果絶大なご利益の受け方などを紹介していきます。

もくじ

アメノミナカヌシとは

あまり馴染みのない謎めいたアメノミナカヌシとは、いったいどんな神様なのでしょうか?

アメノミナカヌシは『造化三神』と呼ばれており、天地創造以前の神として別格に扱われている神様です。

アメノミナカヌシは古事記の冒頭で、何もない世界に初めて天と地が現れたとき、高天原(たかまがはら)から初めて姿を現した神として登場します。

その後、アメノミナカヌシに続いてタカミムスビとカミムスビの2人の神が現れます。

高天原とは日本神話で神々が住む場所を指し、実際に地上にあったともいわれています。
でも高天原って、そもそもどこにあったのでしょう?

場所については奈良や宮崎、茨城や九州北部、朝鮮半島やイスラエルなど、いろいろな説があります。

しかし現れてからすぐに姿を隠してしまい、タカミムスビとカミムスビはその後何度か登場しますが、アメノミナカヌシはそれ以降、古事記に登場することはありません

アメノミナカヌシの登場シーンはこれだけしかなく、姿が描かれているものもなく、本当に謎めいた神様なのです。

これだけ情報が少ないと、知名度が低いことにも納得ですよね。

もちろん学校でも習ったことがないし、どこに祀られているのかも聞いたことがありません。

現代において日本神話や古事記は内容がとても神秘的で、最近は注目度が高まっていると感じています。

神社にお参りするだけではなく、御朱印を集めたり、その神社の歴史を学ぶ人も多いですよね。

それだけ、日本の人々が自分たちの国の歴史や神様のルーツについて、関心を寄せているということなのかもしれませんね。

アメノミナカヌシのことも、知っている人は増えてきているのではと思いました。

アメノミナカヌシのプロフィール

アメノミナカヌシのプロフィールを簡単にご紹介します。

  • 神名:天之御中主神
  • 神格:宇宙の根源神
  • 性別:独神(ひとりがみ) 性別がない神様

    性別がない神様日本や神々を産んだイザナギ・イザナミ以前の、神様の神様という位置づけになっています。

    『天』は天(あま)つ神の意味で、高天原の神に付けることが多い名前です。

    『御』尊敬するものや大切なものに付ける接続詞・『中』は中心のという意味・『主』は支配を意味します。

    “天の中心で天空を支配する神”という意味です。
    カタカナだと理解しにくいですが、漢字にしてみると意味が分かりやすいですね。

    『古事記』の初めに登場してすぐ隠れてしまい、『日本書紀』にも書かれていないアメノミナカヌシは、何をした神様なのかも記されていません

    アメノミナカヌシは、古事記を創作するときに空想上の神様として作られ、信仰の対象というわけではないという説もあります。

    これらの情報から、神としての実態はなく

    宇宙の象徴なのでは?

    と私は思いました。

    どこにでも姿を現すことができ、私たち一人一人のことをいつも見守っていてくれる存在なのではないかというのが初めに感じた印象です。

    アメノミナカヌシが知られていない理由

    宇宙の根源神といわれるほど偉大なアメノミナカヌシですが、なぜあまり知られていないのでしょうか?

    アメノミナカヌシが知られていない理由は諸説ありますが、どの説からも八百万の神々の中でも別格だということが分かります。

    いくつか説があるのでみていきましょう!

    崇高すぎて信仰が失われた説

    アメノミナカヌシは大宇宙を司るあまりにも崇高な存在のため、人が関わることのできない別格の神様とされる説です。

    また、世界各地にはアメノミナカヌシのように、天地が作られる以前の絶対神の存在があります。

    神様の神様はとても崇高なため、人間がむやみに信仰するべきではないとされ、特別な者にしか祀れないのです。

    そのため信仰が浸透せず、神様の名前だけが残されています。

    特別な者や関連の深い氏族だけが、語り継いだ神様なのかもしれませんね。

    これほど偉大な神様なら、ご利益を受けたいと思ってしまう私は欲張りでしょうか?

    三柱一組の神様は一柱がほとんど登場しない説

    天照大御神(アマテラスオオミカミ)・月読命(ツクヨミ)・建速須佐之男命(スサノオ)の有名な三柱では、天照大御神と建速須佐之男命は頻繁に登場するのに対し、月読命はあまり出番がありません。

    また、木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)の息子に、火遠理命(ホオリ)、火照命(ホデリ)、火須勢理命(ホスセリ)の三柱がいましたが、神話では、火須勢理命だけ出番がないのです。

    このように、三柱には一柱だけがほとんど登場しないことが多く、アメノミナカヌシもこれに当てはまります。

    1人だけ登場回数が少ないのは、なんだか寂しいですよね。

    私の経験でも、3人の仲良しグループは1人だけ仲間外れになりがちということが多い気がします。

    3人で良いバランスを保つことは、意外と難しいのかもしれません。

    創作された説

    古代にアメノミナカヌシを祀っていた古社は確認できず、平安時代の神社の一覧書である『延喜式神名帳』にも存在しません。

    後に中国から伝えられた道教の影響で、妙見菩薩と同じ神格として信仰されるようになったとされる説があります。

    それ以来、日本全国の妙見社や北辰社で祭神として祀られていきます。

    やがて、天界の極地である北極星の化身『妙見菩薩』と結ばれて、人々に信仰されるようになりました。

    今では、とても功徳の高い神様として、祀られている場所はパワースポットと注目されつつあります。

    古事記が書かれたときに創作されたアメノミナカヌシは、時代の経過に伴い神格化され、一般の人々に信仰されるようになったのかもしれません。

    宇宙の星は地球から見ると北極星を中心に、その周りをまわるので、まさにアメノミナカヌシのことを現していますよね!

    今後は、北極星を見るたびにアメノミナカヌシを思い出すでしょう。

    アメノミナカヌシを祀る神社

    アメノミナカヌシをお祀りする神社は多くありませんが、日本各地に点在します。

    神話に出てくる神様は、時代の流れとともに表情を変化させていくことも。

    アメノミナカヌシもその例に当てはまり、近世からは『妙見菩薩』と呼ばれるようになりました。

    万物を司る最高神や北極星の神と位置付けられ、近年ではアメノミナカヌシを祀る神社がいくつかあります。

    その中でも代表的な神社をいくつかご紹介します。

    造化三神(アメノミナカヌシ・タカミムスビ・カミムスビ)が祀られている神社

      • 東京大神宮(東京都千代田区)
      • 三峰神社(埼玉県秩父市)
      • サムハラ神社(大阪府大阪市)
      • 天津神社(京都府京都市)
      • 出雲大社(島根県出雲市)
      • サムハラ神社奥の宮(岡山県津山市)
      • 足立山妙見宮(福岡県北九州市)

      アメノミナカヌが祀られている神社

      • 相馬中村神社(福島県相馬市)
      • 東京水天宮(東京都中央区)
      • 秩父神社(埼玉県秩父市)
      • 名草神社(兵庫県養父郡)
      • 阿智神社(岡山県倉敷市)
      • 降松神社(山口県下松市)
      • 八代神社(熊本県八代市)

      お参りしたい方は、お近くの神社を探してみてください。

      アメノミナカヌシのご利益

      お祀りしてある神社に行けなくても、アメノミナカヌシに感謝の気持ちを伝えたり存在を信じていればご利益を受けることできます。

      アメノミナカヌシのご利益

      • 長寿や厄除け
      • 無傷無病や病気平癒
      • 開運招福や事業成就
      • 安産
      • 厄除け

      やはり最高神なので、どんなお願い事でも聞いてもらえそうですよね!

      アメノミナカヌシの画像を待ち受けに設定したり、言霊を唱えるとご利益があるともいわれています。

      ネットやSNSでは、言霊の唱え方や祀られている神社の紹介、アメノミナカヌシのご利益についての情報を得ることができます。

      アメノミナカヌシのご利益を受けるには、

      アメノミナカヌシ様、助けてください。

      アメノミナカヌシさま、お助けくださいましてありがとうございました。

      と感謝の気持ちを込めて唱えることが良いといわれています。

      また、スマートフォンの待ち受けにすることでも効果がありますが、待ち受けのアメノミナカヌシに向かい合唱をしながら言霊を唱えると更に絶大な効果があるそうです。

      アメノミナカヌシの姿は描かれていませんが、ネットではイメージと思われる画像がいくつか出てきます。

      その中でも自分が気に入ったものを、待ち受けに設定しましょう。

      実際に言霊を毎日唱えたことで、宝くじの一等当選や片思いの成就、様々な問題の解決など本当に効果があるようです。

      YouTubeでは、アメノミナカヌシに助けられる人の特徴を紹介している動画があるので、興味がある方はぜひ観てください!

      https://youtu.be/2HM2KtfgqpY?si=o_zhR5XnuO1j38Op

      まとめ

      • アメノミナカヌシは、天と地が初めて創造されたとき現れた最高神とされる神。
      • 神様の神様と位置づけられている。
      • 知名度が低いのは、崇高すぎる・三柱の内一柱は神話にあまり登場しない・創造され時代とともに神格化されたなど様々な説がある。
      • アメノミナカヌシを祀る神社は多くはないが、全国の各地域に点在する。
      • 感謝の気持ちを伝えたり、アメノミナカヌシの存在を信じることで絶大なご利益を受けることができる。

      アメノミナカヌシは、宇宙の根源神・神々の最高神として別格の神様で、あらゆるご利益を授かれるということが分かりました。

      こんなに偉大な神様のご利益を受けることは、難しいのではと思ってしまいますが、毎日感謝の気持ちを忘れず、自分や周りの人のことを大切にすることで、アメノミナカヌシは私たちを見守っていてくださいます。

      偉大な神様が自分の心の中にいてくださるのは、とても心強いですね!

      私はなんとなく子どもの頃から今まで、

      地球やこの世界は誰が作ったんだろう?

      なんで、人間や生物が存在するのかな?

      と素朴な疑問を持っていましたが、アメノミナカヌシのことを調べているうちに納得できる部分がいくつかありました。

      私たちは、神様のことを神社や日本神話などを通して、もっと知る必要があると思います。

      まずは、自分の近くの神社にはどんな神様が祀られているのか、調べてみるのも良いかもしれません。

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