引き寄せの法則や潜在意識などで言われている願望実現のコツは「執着や期待を手放すほど発展しやすい」というのが通説です。
実際に、執着・期待をしてない分野は、テンポ良くいい流れに入っている自覚がある。
しかし、執着・期待をしている分野は、一喜一憂していい流れに入っていけない感覚があってモヤモヤしている人が少なくありません。
そこで当記事では、執着や期待を手放す方法をご紹介します。
まずは、執着や期待を手放す前にチェックすべきことを確認しながら、具体的な方法を5つ解説していきます。
期待を手放す前にチェックすべきこと
少し意地悪な表現になってしまいますが、期待を手放せば物事が発展・繁栄するわけではありません。
「期待を手放すことで何を手放しているのか?」
ここまで深く具体的に見ることができないと、期待を手放すのが目的になってしまいチグハグが起きて消耗します。
じゃあ、一体、期待を手放すことで何を手放しているのでしょうか?何を手放そうとしているのでしょうか?
かなり大事なことなので、まずは考えてみてください。
そして、考えるだけで終わらせてしまうのではなく、書き出してみて欲しいんですね。
そして・・・
- 上手に期待を手放せている分野
- なかなか期待を手放せない分野
上記どちらも人には必ずあります。
例えば、お金の期待を上手に手放すことができているけど、恋愛の期待は上手に手放すことが出来ていないなどです。
そのため、両者を見える化して比較してみてください。
期待を手放せない正体がハッキリ見えてきます。
絶対にやってみてくださいね!
【要注意】期待が育つと強固な執着心になる
引き寄せの法則や潜在意識を学び始めると「これらを活用すればスゴい結果が手に入る!」という人生全般への期待が育ちます。
期待の種類は大きく分けて以下2種類。
- 自分の人生に対する期待
- 他人への期待
引き寄せの法則や潜在意識では「望む未来をイメージし、ワクワク感や心地よさを感じることが大切」と言われています。
「こうなったらいいな」という期待が材料となるのですが、あまりにも度が過ぎると自分を苦しめることになります。
なぜなら「期待は強固な執着心に変容してしまう」からです。
願望実現において、執着心というのが一番の厄介者です。
肩に力が入りすぎて空回りの原因となります。
物事への執着があると良い結果を手に入れることができません。
なので「執着を手放すこと」が必要不可欠です。
そして、執着をする手前の段階にある「期待」を手放すことができれば、執着を持つことがなくなります。
人生を邪魔する「期待」の手放し方を身につけておきましょう。
期待の手放し方5選
期待の手放し方は以下5つあります。
- 期待と自信を混同させない
- 完璧を求めない
- 見返りを自分基準で求めない
- 目の前の結果に一喜一憂せず受け入れる
- 他人をコントロールしようとしない
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1:期待と自信を混同させない
期待というものは、自分に自信がつけばつくほど「期待と自信」を分けることが出来なくなり膨張する性質があります。
例えば、容姿端麗で、ある程度お金を持っている女性だと
「こんな私に寄ってきてくれる男性はさぞかしいい男でしょうね・・・」
という感じで、自信が大きくなればなるほど期待も大きくなってしまい傲慢になっていきます。
また、ある程度仕事で成果を上げている人だと
「これくらい成果出したんだから50万円くらいパッと報酬出してくれるはず」
という感じになったり。
期待と自信を混同させてしまうと、何かちょっと嫌味っぽくなってしまうんですよね。笑
嫌味っぽい人のところにいい話やいい人は寄って来ますか?
多くの場合、自信が高まるほど期待と混同させてしまいがちです。
こうなると苦しい展開になるので、しっかりと分けて考えるようにしましょう。
2:完璧を求めない
特に金銭面・恋愛面で期待が手放せない場合は、相手に完璧を求めていることが多いです。
「完璧であってほしい」という期待ですね。
金銭面だと、自分にお金を支払ってくれる人。恋愛面だと、気になる相手やパートナーですね。
そもそも、誰かに完璧を求めることが自分軸から大きくズレます。誰かに完璧を求めるのはブレている証拠ですよね。
世の中に完璧なものなんて何一つないので、求めるだけでツラい道のりです。
3:見返りを自分基準で求めない
自分が何かを与えると、相応のモノが返ってくるという世の真理がありますが、自分が求めているモノが見返りとして正確に入ってくるわけではなく、自分が思うモノとギャップがあります。
そして、必ずしも与えた相手から返ってくるわけではなく、別のところから入ってくることが多々あります。
なので、決して以下2つは頭に入れておきましょう。
- 自分基準で考える見返りを期待しない
- 与えた相手から見返りがあると期待しない
「ここまでやってくれるだろう」
という自分の基準と相手の基準は違って当然という事を理解しておくこと。
自分基準で考える見返りを期待しない
自分と相手の価値の感じ方は必ず違いがあります。
あなたが大事にしているモノは高い価値を感じていると思いますが、相手が同じように高い価値を感じているとは限りません。
むしろ、価値を感じないor価値が分からないことが多々あります。
例えば、あなたが高級ブランドのバッグに高い価値を感じていて、あなたの友人にプレゼントしたとします。
しかし、あなたの友人が高級ブランドのバッグに高い価値を感じていないor価値が分からなければ、あなたへのお返しがポテトチップスになるかもしれません。
このように「これだけやってあげたから、これくらいの見返りがあるはずだ」と自分基準で期待していても、相手が持っている価値の基準で大きく変わります。
与えた相手から見返りがあると期待しない
見返りは、必ずしも与えた相手から返ってくるものではなく、全く別のところから入ってくることがあります。
しかし、多くの人は「与えた相手から直接見返りが欲しい」と思ってしまうため、相手に期待してしまいます。
しかし、相手から返ってこないこともあれば、上述したように価値の感じ方に違いによって、思っているよりも見返りが少ないことがあります。
すると・・・
- なんで期待通りにならないのだろう
- 期待した私がバカみたい
- 期待しなきゃ良かった
と、必要以上に自分を責めたり、落ち込んだり、悲しんだり、後悔する原因になります。
また、ベクトルが相手に向いてしまうと、相手に対して怒りの感情を持つ原因にもなります。
4:目の前の結果を一喜一憂せず受け入れる
自分が「これくらいの結果は手に入れられるはずだ」と期待している事が叶わない結果になった時、落ち込んだり傷つきますよね。
例えば「きっと恋が成就するはずだ」と、勇気を振り絞って気になる異性に告白したのに、フラれてしまった。
目の前の結果に対して落ち込みます。
しかし、目の前の結果に落ち込むのは、必要以上に期待していた時に起きるものです。
結果に期待せず、どんな結果になっても、受け入れる姿勢が大切です。
チャレンジできた自分を目一杯褒めてあげてください。
5:他人をコントロールしようとしない
期待の中で最もアテにならず、持っているだけで荷物になるのが他人をコントロールしようとすること。
相手に期待する心理は「相手をコントロールしたい」という欲求が隠れています。
たまに引き寄せの法則や潜在意識を活用すれば「相手をコントロールできる」と思い込んでいる人がいますが、それは無理です。
逆に考えてみるとハッとすると思うのですが、誰かがコントロールしようとしてくるのが分かったら、嫌な気持ちになったり、全力で逃げたくなりますよね?
そして、コントロールできるような相手なんて信頼できないし愛せないはずです。他人は自分の奴隷ではありません。
こう言うと「誰かを信頼しちゃいけないの?」という声が飛んできそうですが、期待と信頼は別物です。
信頼は相手を尊重するものですが、期待は自分勝手なものだったり、どこか相手をコントロールしようとする意図が入っているものです。
良好な人間関係は、フラットで自然な関係でなければ構築することができません。
なのにも関わらず、相手をコントロールしようという考えがあると、不自然になってしまいます。
相手をコントロールしようとすればするほど、人間関係がうまくいかなくなるので、すぐにゴミ箱にポイっと捨てましょう。
まとめ
最後に期待の手放し方をおさらいしましょう。
- 期待と自信を混同させない
- 完璧を求めない
- 見返りを自分基準で求めない
- 目の前の結果に一喜一憂せず受け入れる
- 他人をコントロールしようとしない
何に対しても期待をしてはいけないというわけではなく、期待自体が楽しい行為だったりします。
なので、人生から完全に期待を排除しようとするのではなく「期待値を下げる」という意識を持たれてみてください。
例えば、海外旅行の計画を立てている時に「旅行前にワクワクウキウキするな!」というのは、かなり難しいですよね。
自分で期待値を100まで上げて、結果が100だと、そこまで喜びは大きくないでしょう。
しかし、期待値を10くらい下げておいて、結果が100だと、喜びがめちゃくちゃ大きくなります。
人生から期待を手放していくことも大事なことですが、「期待値を下げる」ことも同じくらい大事なことです。
人生を楽しく幸せに過ごすとても重要な秘訣です。