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底筒之男命(ソコツツノオ)が祀られている住吉大社を徹底解説!

日本では八百万の神様がいるとされています。
イザナギとイザナミにより様々な神様が誕生し、人々に様々な恩恵を与えてくれています。

私も仕事が上手くいってほしいときや健康に不安を感じたとき、宝くじが当たって欲しいなぁという時などに神社へお参りに行くことがあります。

今回は大阪のパワースポットとして有名な“すみよっさん”の愛称で呼ばれている住吉大社に祀られている住吉三神の中からソコツツノオ(底筒之男神)について、どのような神様なのか、どのような御利益があるのかを詳しく解説していきます。

もくじ

ソコツツノオ(底筒之男神)とはどんな神様なの?

日本の神様について知るには日本神話が一番ですが、今回はソコツツノオに関するお話しを軽く紹介します。

ソコツツノオ(底筒之男神)の誕生

日本神話の始まりはイザナギノミコトとイザナミノミコトの二柱による国生みの儀式から始まり、様々な神様を生み出していきます。

イザナミノミコトが火の神様・カグツチを産み落とすときに怪我を負い、その怪我が元で命を落としてしまいます。

悲しみに暮れたイザナギノミコトは黄泉の国まで迎えに行きますが、既に黄泉の国の住人となってしまっていたイザナミノミコトは醜い姿になっており、イザナギノミコトは慌てて逃げ帰ってきます。

このあたりのお話しは有名で、よくゲームや小説などの設定にも使われていますので知っている方も多いのではないでしょうか。

その後、イザナギノミコトが黄泉の国の穢れを祓うために海に潜ったときに住吉三神となるソコツツノオ(底筒之男神)、ナカツツノオ(中筒之男神)、ウワツツノオ(上筒之男神)が誕生します。

この三柱は海に潜った時に生まれたことから、海に関する神様として日本の海の安全を見守る重要な存在 となります。

住吉三神と人々の関わり

神代の時代が終わり人の世の時代になってからのお話しです。
仲哀天皇の時代に大和朝廷に対する反乱が起きたとき、神功皇后が神がかりで神託を得たのですが、仲哀天皇はその神託に疑問を持ったため祟りにあい亡くなります。

その後再び神功皇后が神がかりで神託を得て、自ら兵を率いて新羅(現代の韓国)へ三韓征伐に出発しました。

このとき神々の恩恵を受けたために戦わずして新羅、高麗、百済の地を従わせる事に成功します。

このときの恩恵に対する感謝の意を示すため、神功皇后がどこか縁起の良い土地に社を作りたいと探しているとき、ある土地で一本の松の木に三羽の白鷺が止まり縁起が良いと言うことで摂津国の住吉(現在の大阪北部)という土地に祀られることになりました。

これが住吉大社の始まりとなります。

住吉大社はパワースポットの宝庫

遣唐使が行き交っていた時代に、海の神様であるソコツツノオをはじめとする住吉三神に航海の無事と安全を祈願してから出発していたそうです。

今も昔も海に出ると色々な危険が待っていますから、加護を受けて無事に帰ってくるまで気を抜けないのは変わらないですね。

そんな住吉大社にはいくつものパワースポットや御利益を得られる場所がありますので紹介します。

反橋(そりはし)

別名『太鼓橋』とも呼ばれる反橋は住吉大社の鳥居をくぐるとすぐに見えてきます。

この橋を渡るだけでお祓いになるといわれていて多くの人が渡ってきました

最大傾斜が48度とかなりの急斜で、現在は階段状になっていて渡りやすくなっていますが、昭和30年代までは階段はなく足を引っかける穴が開いているだけで上るのも降りるのも苦労したようです。

かなりの急斜面なのに穴に足を引っかけて上り下りするのは、とっても怖かったでしょうね。
その分御利益が凄そうです。

侍者社(おもとしゃ)

神様と人を結ぶと言われており、縁結びの御利益があります。

おもかる石

大歳社(おおとししゃ)境内にあり、おもかる石を持ち上げて重さを覚えたら願い事を祈ります。
再度持ち上げてみて、Ⅰ度目より軽いと感じたら願いが叶い、重いと感じたら努力しようという占いで有名です。

五大力石

第一本宮の南にある五所御前(ごしょごぜん)もパワースポットの一つです。

御所御前には玉砂利がたくさん敷き詰められていて、その中から『五』『大』『力』と書かれた石を探し出してお守りにします。
体力、知力、財力、福力、寿力の運力が授かると言われています。

御利益を得るために自らラッキーアイテムを探し出すってのは珍しいですね。

願い事が叶ったら授与所で返納用の石を新たに入手し、『五』『大』『力』と書いてお守りにしていた石と一緒に倍にしてお返ししましょう。

なでうさぎ

第四本宮前にあるなでうさぎの体を撫でることで無病息災の御利益があるとされています。

正式には住吉神兎(すみよしうさぎ)といい、住吉大社を祀った日が辛卯年卯月卯日 だったことから兎を神様のお使いとしているそうです。

うさぎさんが神様のお使いだなんてカワイイですね。

まとめ

  •  ソコツツノオ(底筒之男神)がどのような神様なのか
  •  住吉三神が祀られている住吉大社はパワースポットの宝庫

ソコツツノオ(底筒之男神)がどのような神様なのかを紹介しました。

国生みを行ったイザナギノミコトやイザナミノミコト、天照大神や月読といったメジャーな神様はよく聞くことがありますが、それ以外の神様となると日本神話に詳しくないとなかなか知らないことも多いのではないかと思います。

しかし、ソコツツノオを含む住吉三神のように地域に愛されている神様もいて、やはり日本は八百万の国なのだなぁと改めて認識しました。

私は海のない県に住んでいるので、いつも海を見ると感動してしまいます。
しかし、海には感動を与えてくれる一方で色々な災難をもたらすこともありますので、安全を見守ってくれる神様がいることは有り難いことです。

最後までこの記事を読んで頂き、ありがとうございました。

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