スクナビコナは、日本神話に登場する小柄な神様ですが、その小さな体に秘めた力は計り知れません。
彼は、オオクニヌシと一緒に日本の国造りを行い、医療や農業、温泉、酒造といった多くの技術を広めました。
スクナビコナは、医療や癒しの神としても信仰されており、特に道後温泉の伝説では、彼が温泉の神として登場するエピソードが有名です。
私は温泉は大好きで、温泉の有難さは身に染みて感じます。
仕事の疲れがあっという間に取れて、毎日でも入りたい気分です(笑)
この記事では、スクナビコナが持つ神秘的な役割や、彼のもたらすご利益について詳しくご紹介します。
「スクナビコナはどんな人物なの?」
「スクナビコナとオオクニヌシも関係って?」
そんな疑問を一緒に解決していきましょう!
スクナビコナとは?
スクナビコナは、日本神話に登場する小柄な神様で、古事記では【少名毘古那神 】、日本書紀では【少彦名命 】と表記されています。
呼び方に関しては、どちらも【スクナビコナ】とされているようです。
由来については、諸説ありますが、体が小さいことから【少】という字が使われました。
スクナビコナの体は非常に小さく、ガチョウの皮を剥いだ服又は粟の茎の皮の服 で作られた服をまとって海を渡ってきたとされています。
その力と知識は広大で、日本各地に農業や医療、酒造といった多くの技術や知識を広めたそうです 。
スクナビコナは、カミムスビという高天原(天の国)の神の子供とされ、神々の中でも特別な存在とされています。
小さな体で、様々な功績を残してきたスクナビコナは、一寸法師のモデルとも言われており、スクナビコナと一寸法師の二人には多くの共通点があるそうです。
ガチョウの皮だったり粟の茎の服とはすごい服ですね。
ガチョウの皮の服はなんとなく想像できますが、粟の茎の服とは一体どんな服なんでしょうね。
スクナビコナとオオクニヌシの国造り
スクナビコナは、オオクニヌシと共に日本の国土を造り、治めるために大きな役割を果たしました。
彼らの出会いは、出雲の国でカカシの神がスクナビコナはカミムスビの子で、自分の指からこぼれ落ちてしまった子であると、オオクニヌシには話ました。
それによって、スクナビコナとオオクニヌシは兄弟のような関係となったそうです。
彼らは、国土を巡りながら農業の技術を広め、人々に豊かな暮らしをもたらしました。
また、スクナビコナとオオクニヌシは、国土を整えるだけでなく、人々の心を癒し、平和をもたらすために呪術やまじないも使用していたそうです。
スクナビコナを祀る神社が多くあるのは、国中を巡り多くの人々に様々なことを教え、助けてきた感謝の現れなんでしょうね。
もしかしたら、昔はもっとスクナビコナとオオクニヌシを祀る神社があったかもしれないですね。
スクナビコナと温泉の関係
スクナビコナの知識は非常に多岐にわたっており、農業の発展に加えて、人々の健康を守る医療の技術も伝えました。
彼は病気の治療法を人々に伝え、温泉の効能を広めたことで、温泉地では特に崇められています。
特に愛媛県の道後温泉の伝説では、スクナビコナが重い病気にかかってしまった時、オオクニヌシが温泉に連れていき、彼を治療したというエピソードが有名です。
これにより、彼は温泉の神としても信仰を集め、健康と癒しを象徴する存在となりました 。
このように、スクナビコナはその小さな体に反して、国造りの重要な役割を担い、医療や農業など多くの分野で日本の文化と繁栄に寄与した神様です。
現在でも、温泉は万病に効くと言われています。
腰の痛みが治ったり皮膚の病気が治ったり肌が若返ったり等、多くの効果を秘めている温泉とは本当に不思議なものですね。
私も、疲れを取りたいときは温泉に行っています。
たまに入るだけでも、体が軽くなった感じがしたり肌がすべすべになることを感じます(笑)
まとめ
- スクナビコナはとても小さな体を持つ小さな神様。
- スクナビコナとオオクニヌシは兄弟のような関係。
- オクニヌシと一緒に国土を巡り国造りをはじめ、医療、農業、温泉など多岐にわたる分野で重要な役割を果たした。
- スクナビコナと一寸法師は共通点が多くスクナビコナがモデルになったと言われている。
- スクナビコナの病気が温泉で治ったことが知れ渡り、温泉の神様と祀られるようになった。
この記事では、スクナビコナについて紹介してきました。
スクナビコナは、体が小さいにも関わらず、広大な知識と力を持ち、オオクニヌシと共に国土を巡り、人々の暮らしを良くしてきました。
その時代を生きる人々にとって、有難い救いになったことでしょうね。
多くの効能を秘めた温泉。
今でも治療に使われていたり、毎日温泉に入っている人は年を重ねても若々しさを保たれていると言われていますよね。
自然が創り出した温泉、本当に不思議なものです。
私もスクナビコナと縁のある有馬温泉は日帰りで行ける距離なので今度温泉に行くときは、有馬温泉に行ってみようと思います。