嫉妬は結構なエネルギーを使ってしまうので燃費が悪くなり感情を消耗し疲れさせます。
無い方が燃費が良いですし心穏やかにいられます。
しかし、メリットもあるのが事実です。 そこで当記事では
- 嫉妬は何者か?
- 嫉妬のメリットとは何か?
- 嫉妬を消し去る2つの解決策
を解説しながら嫉妬ロスになった時の解決策まで分かりやすくご紹介します。
嫉妬は劣等感・不足感からやってくる
嫉妬という感情を掘り下げていくと、自分の中にある劣等感や不足感からくるものです。
そして、自分がなりたいもの・手に入れたいものをすでに持っている人間を見ると出てくる側面があります。
- いいな〜
- うらやましいな〜
- なんであの人は…
という満たされていない状態の自分と他人を比較して出てくるものです。
逆に自分がなりたくないもの、手に入れたくないものを持っている人間を見て嫉妬が出てくることはありません。
- 何がいいか謎
- へぇ〜〜
と、自分の関心がない場所には嫉妬が出てきません。
嫉妬は道しるべになるメリットもある
嫉妬と聞くと、ソワソワした嫌な感情をイメージする人も多いですが、ネガティブなことばかりではありません。
きちんとポジティブな側面があり、メリットもあります。
それが「嫉妬は自分の進みたい方向の道しるべになる」という特徴です。
ただし、嫉妬が道しるべになる場合は、自分に対して劣等感や不足感を持っている場合のお話です。
自分に対する劣等感・不足感がないor薄いと、自分がなりたいもの・手に入れたいものを 持ってる人間を見ても嫉妬を感じることが出来ないんです。
なぜなら
- 近々手に入ると分かっている
- 手に入りそうな手応えがある
からです。
劣等感・不足感があっても嫉妬を感じられないこともある
例えば、うらやましいと感じるグッズを誰かが見せびらかしてきたとします。
自分が欲しいと思っている状態だったり、どうやって手に入れたらいいいか分からない 「チクショー!自慢しやがって」 と嫉妬が出てきたりしますよね。
でも、買う予定or買う直前orすでに買って配送待ちの状態だと 「なるほど、参考になるわ。もうちょい詳しく教えて!」 となりますよね。
- 近々手に入ると分かっている
- 手に入りそうな手応えがある
だと嫉妬って出てこないんです。
嫉妬の根本を支えている劣等感・不足感はどこからやってくるのか?2つの解決策
じゃあ、自分に対する劣等感・不足感はどこからきているのかというと
- 地図がない
- 行動量不足
どちらかです。
地図がない場合の解決策
地図がないというのは、道筋が見えないことに対する「迷い・不安」です。
どうやって手に入れたらいいかが分からないモヤモヤは、イライラを発生させる原因になります。
地図を手に入れる方法は、すでに手に入れている人に教えてもらう。
これに尽きます。
行動量不足の場合の解決策
行動量不足というのは、やろうと思っていることを行動に移せていない「もどかしさ」と、できると思っていることをできていない「焦り」です。
「先延ばし」が原因の根っこにあることが多いです。
また、暇だからこそ考えすぎてしまうことも原因です。
行動量不足を解消する方法は、時間の確保と実践。
とにかく行動しまくってやろうと思っていることをやり切る。 自分の人生に集中する。 これに尽きます。
嫉妬ロスになった時に出てくる不安
自分がなりたいもの・手に入れたいものをすでに持っている人間を見て感じる嫉妬を「自分の進みたい方向の道しるべ」にしていたのに、地図を手に入れて、ある程度行動をしていると嫉妬が分からなくなってきます。
自分がなりたいもの・手に入れたいと思ってる状況の人を見ても 「あー、すごいなぁ。頑張ったんだなぁ」 としか思わなくなってしまうんですね。
それは
- そこに行くまでの地図が手元にあるか
- 着実に自分のペースで行動しているか
- もしくはそのどちらも該当するか
だからなんです。
フラットに落ち着いて世の中を眺めることが出来ている状態であり、今の状況に充足感や満足感を感じていると嫉妬を失います。
そうなると、自分が本当に欲しいもの・手に入れたいものの道しるべが無くなった気がして違う不安が出てきます。
「欲しい!」という分かりやすい感情が行動の指針だったのが、欲しいかな?欲しくないかな?どっちだろう?という感じになるので、行動をする上で迷いを生むことも増えてきます。
そんな時の対処法をご紹介します。
嫉妬ロスになった時の対処法
嫉妬ロスになると、執着がなくなり分かりやすい感情もなくなるので、指針がなくなります。
そんな時の対処法は3つあります。
- ゲームの違いを理解する
- 自分でゲームを作る
- 自己実現ではなく他者実現で生きる
それぞれ詳しく解説します。
ゲームの違いを理解する
嫉妬を使ったゲームは、他人との比較をベースにプラス&マイナスの感情の波のジェットコースターを楽しむゲームです。
外部からの刺激が原動力になるんですね。
しかし、嫉妬を使わないゲームは、自分がベースのゲームで、感情の波が穏やかになるので曖昧に感じることが増えます。
ルールも違えば競技も異なることを理解しましょう。
自由の世界ではゲーム自体を自分で作る必要がある
嫉妬ロスになると、そこにあるのは自由です。
自由というのは、一見お気楽そうでいいなと思うかもしれませんが、全てを自分で決めないと何も始まらない世界です。
待っていても何も起きることはなく退屈な人には退屈で、きつい人にはきつい世界なのです。
自分がベースのゲームは、全て自由です。
自由こそ迷いが出てくる世界です。
なぜなら、何も決まっていないからです。
無人島で自分の好きなように色々つくっていくようなものだとイメージすると分かりやすいかもしれません。
なので「自分で人生をつくっていくんだ!」ということを自覚し、ゲーム自体を自分で作る必要があります。
自己実現ではなく他者実現に生きる
自分自身の置かれている状況に対して充足感と感謝を十分に感じることができると、欲しいもの・やりたいこと・手に入れたいものが無くなります。
自己実現欲求の終わりです。
自分の欲しいor欲しくないというステージに飽きてしまった状態です。
そのため、自分のための活動ではなく誰かのための活動にステージを切り替えてみてはいかがでしょうか?
- 誰かの夢を応援する活動
- 誰かの助けになる活動
など、自分以外の誰かが欲しいと思っているもの・やりたいと思っていること・手に入れたいと思っているものを実現させるために出来ることはないか考えてみるんですね。
- どんな人を応援したいでしょうか?
- どんな活動に賛同できるでしょうか?
自分のために生きる自己実現のステージから誰かのために生きる自己超越のステージで活動することを視野に入れてみてください。
まとめ
嫉妬は自分の中にある劣等感や不足感からくるものですが、決して悪いものではなく、自分の進みたい方向の道しるべになってくれます。
自己実現をする上で自分自身のガソリンになってくれるんですね。
それでも、嫉妬を支えている劣等感や不足感が自分を嫌な気持ちにさせることもあったりしますが、その時は
- 地図がない
- 行動量不足
どちらかが欠けている可能性が高いので、欠けている方を補う努力をしてみてください。